知らなかった!?大手消費者金融の多くは銀行グループに所属している

お金が必要1

消費者金融と銀行は別物というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実は、現在の大手消費者金融の多くは銀行グループの傘下に入って営業を行っています。しかしそのことが何を意味するのかということ知らない人も少なくないのではないでしょうか。

ですのでここでは、消費者金融と銀行の関係などについて分かりやすく紹介します。

大手消費者金融はなぜ銀行グループに入ったのか

大手消費者金融は、もともと銀行の傘下に入っていたわけではないのですが、そうなるきっかけとなったのが2010年に行われた「貸金業法」の改正です。かつての消費者金融というのは、「グレーゾーン金利」という法律の抜け穴のような状況を利用して、より高い金利での貸付を行っていました。

しかし貸金業法の改正によって、そのグレーゾーン金利が撤廃されたことにより、今度は、利用者が払い過ぎていた利息を取り戻すという「過払い金請求」の動きが起こりました。消費者金融側としては、貸金業法の改正によって業績が悪くなっているところに過払い金請求まで重なったため、このままでは倒産するのを待つしかありません。

そこで消費者金融が取った方法というのが、銀行の傘下に入るということだったわけです。有名なところとしては、プロミスやアコム、SMBCモビットといった大手消費者金融がありますが、これらの大手は銀行の傘下に入ることで過払い金請求を乗り切り、現在も営業を続けています。

大手消費者金融が所属している銀行グループはどこなのか

大手消費者金融が、実際にどの銀行グループに所属しているのかということについては、まずプロミスとSMBCモビットは、三井住友銀行グループの傘下になります。

そしてアコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの所属です。

さらに大手消費者金融として有名なアイフルについては、他の大手と違って銀行グループに所属していないのが特徴だと言えるでしょう。

他にも新生銀行グループ傘下としてはレイクALSAとノーローン、そしてみずほ銀行グループ傘下としてはジェイスコアが知られています。参考情報…ノーローン - 消費者金融会社

グループ化によってどんなメリットがあったのか

お金が必要2

消費者金融が銀行グループに入ったのは、法律改正によって悪化した経営を立て直すためだったということを先ほど紹介しましたが、グループ化には消費者金融と銀行の双方にメリットがあると言えます。まず消費者金融側のメリットとしては、経営の立て直しの他にも、銀行が持っているブランド力が得られることや財政基盤を安定させられることが挙げられるでしょう。

特にブランド力については、大手銀行という信用性の高い金融機関とグループになることで、利用者に安心や安全性をアピールすることが出来ます。

ですので、かつての消費者金融が持っていたネガティブなイメージを払拭することにも一役買っているということが言えるでしょう。一方で、銀行側のメリットとしては、消費者金融業者をカードローンの保証会社にすることによって、審査スピードを速く出来るということが挙げられます。

消費者金融というのは、即日に融資を行うなどの審査の速さが売りになっているところもあるため、審査におけるサービス向上が期待出来るというわけです。そして消費者金融と提携することで、市場を拡大出来るというメリットもあると言えるでしょう。

銀行傘下の消費者金融では、銀行側と消費者金融側の双方のATMを利用出来る場合が多いため、そのことも市場拡大に繋がっていると言えます。

審査の厳しさは消費者金融と銀行で違うのか

金融機関からお金を借りる時は必ず審査が行われますが、その審査内容は、基本的にはどの金融機関も同じだと言えます。主な審査内容としては、収入が安定しているかや、過去に滞納や債務整理といった金融事故を起こしていないか、そして複数の金融業者から多額の借金をしていないかということが挙げられるでしょう。

ようするに金融機関の審査では返済能力があるかどうかが問われることになるということです。一方で、審査内容は同じだとしても、消費者金融と銀行では審査の厳しさが違うということがよく言われます。しかし銀行のカードローンは、その保証会社をグループ内の消費者金融にして、審査に関しても消費者金融に任せているケースがあります。

ですので同じグループ内であれば、どちらも消費者金融が審査を行っているため、消費者金融も銀行も審査の厳しさは同じだ、ということも言われているのです。しかし銀行のカードローンは、最終的な審査の判断は銀行が行うため、少し厳しめになるということも言われていますし、実際に銀行の方が厳しいという意見も少なくないようです。

なので大まかな傾向としては、消費者金融よりも銀行の方が審査が厳しいということを考慮しておくとよいと言えるでしょう。また、審査の厳しさに関わらず、金融事故の記録がある場合は新規での契約は難しいと言えます。

金融事故というのは、いわゆるブラックリストと呼ばれるものであり、5年~10年程度は記録が残されるものです。なので、心当たりがある場合は、事前に金融機関の信用情報を確認しておくとよいと言えるでしょう。そして審査の時に年収や借入状況などについて嘘の申告をすると、信用情報に照会することですぐに嘘がバレてしまい、審査も落される可能性が高いため、正直に申告する必要があります。

消費者金融と返済の仕方とは?トラブルなく返済を終えるためのコツ

消費者金融と銀行には適用される法律や金利に違いがある

お金が必要4

同じグループ内の金融業者でも、消費者金融と銀行では適用される法律や金利に違いがあります。まず法律に関しては、消費者金融の場合は「貸金業法」が適用され、総量規制というものによって、年収の3分の1以上の借入を規制しています。

そして銀行の場合は「銀行法」が適用されるため、総量規制はかかりません。しかし近年では、銀行も、自主規制により年収の3分の1以上の借入を規制するところが多くなっているという現状もあります。金利に関しては、消費者金融は借入が10万円~100万円未満の場合、年18%までと決められています。

以前はもっと高い金利を取っていたところも多かったのですが、貸金業法の改正により現在の水準に抑えられているのです。そして銀行カードローンの場合は、年14~15%程度というのが一般的でしょう。なので、金利の安さだけで見れば銀行の方がお得だと言えます。

しかし消費者金融の場合は、30日間無利息といったサービスを提供している場合があるため、すぐにお金を返済出来る場合であればそちらを利用するのも便利だと言えるでしょう。